何にお金がかかるのか、
正直にお話しします
このページには、「実家のリフォームは〇〇万円から」という金額を
書いていません。
書けないからです。同じ「実家を丸ごと直す」でも、建物の状態によって、やらなければならないことがまるで違います。
壁を開けたら柱が傷んでいた、床下が湿気ていた、
そういうことが実際に起こります。
相場だけを見て動くと、あとで話が変わってしまう。
その代わりに、何にお金がかかるのかをすべて書きました。
どこで金額が動くのかが分かれば、ご自身の実家の場合はどのあたりなのか、
見当をつけていただけると思います。
後悔が生まれるのは、
後から増える費用です
リフォームで一番多い後悔は、
着工したあとに追加費用が
積み上がることです。
古い家は、壁や床を開けてみるまで中の状態が分かりません。開けてみたら想定と違った、追加でこれだけかかります。この繰り返しで、最初に聞いていた金額から大きく膨らんでいく。
実家のリフォームでは、珍しい話ではありません。
正直に言えば、これをゼロにすることはできません。開けてみないと分からないものは、やはりあります。
ただ、その幅は小さくできます。家をつくってきた人間なら、図面と現地を見た時点で、壁の向こうがどうなっているかの見当がつくからです。
豊和建設が、まず必ずご実家を見せてくださいとお願いしているのは、そのためです。
最初の見立てにどれだけ時間をかけるか。ここが、後からの追加を減らすいちばんの近道だと考えています。
どんな費用がかかるのか
実家のリフォームでかかる費用の内訳
実家を直すときにかかる費用を、項目ごとに整理しました。すべてが必要になるわけではありません。
何が必要かは、建物の状態とご希望によって変わります。
本体工事費
| 項目 | 内容 | 金額が動く要因 |
|---|---|---|
| 解体・撤去 | 既存の内装、設備の撤去と処分 | 撤去する範囲、廃材の量、アスベストの有無 |
| 下地の補修 | 柱・梁・土台の傷み、床下の補修 | 開けてみて分かる部分が大きい |
| 断熱工事 | 壁・床・天井の断熱材の施工 | どこまで壁を開けるか、目標とする性能 |
| 窓・サッシ | 内窓の設置、窓の交換 | 窓の数と大きさ、開口部の作り直しの有無 |
| キッチン | 本体と設置工事 | 機器のグレード、位置を動かすかどうか |
| 浴室 | ユニットバスまたは在来工法 | サイズ、位置の変更、土間の作り直し |
| 洗面・トイレ | 本体と設置工事 | 機器のグレード、配管の移設 |
| 内装 | 無垢材の床、漆喰の壁、建具 | 面積、素材の選び方 |
| 屋根・外壁 | 葺き替え、塗装、張り替え | 傷みの程度、足場の要否 |
| 電気配線 | 分電盤、コンセント、照明 | 全面やり替えか、部分的か |
| 給排水 | 給水管・排水管の更新 | 配管の傷み具合、経路の変更 |
付帯工事・諸費用
| 項目 | 内容 | 金額が動く要因 |
|---|---|---|
| 現地調査・設計 | 建物調査、図面作成 | 図面が残っているかどうか |
| 確認申請 | 大規模な工事で必要になる場合 | 工事の範囲、増築の有無 |
| 仮住まい | 工事中の住まいの家賃 | 工期の長さ、住みながら工事ができるか |
| 引越し | 往復2回分 | 荷物の量 |
| 家財の整理・処分 | 実家に残っている家財の片づけ | 量。実家のリフォームでは特に大きくなりがち |
| 地盤・シロアリ調査 | 必要に応じて | 建物の状態、立地 |
| 外構 | 駐車場、アプローチ、フェンス | 範囲 |
その他
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登記関係 | 名義の変更、増築時の表示登記など |
| 火災保険 | 工事後の保険の見直し |
| 税金 | 不動産取得税、固定資産税の変動など |
このなかで、実家のリフォーム特有なのが家財の整理です。何十年ぶんの荷物が残っていることが多く、想像より時間も費用もかかります。
早めに手をつけておくことをおすすめします。
金額が大きく動く、
4つの分かれ道
見積もりの金額を大きく左右するのは、
次の4つです。ご相談のときにも、
まずここを一緒に整理していきます。
-
柱や土台がどれだけ健全か。
傷みが進んでいれば、その補修が先に必要になります。ここは開けてみるまで確定しませんが、現地を見ればおおよその見当はつきます。 -
断熱をどの水準まで持っていくか。耐震をどこまで補強するか。ここは目標の設定次第で、金額が大きく変わります。
ご予算と相談しながら決めていく部分です。 -
キッチンや浴室は、選ぶ機器によって金額の幅が大きい項目です。
ここは分かりやすく調整できる部分でもあるので、優先順位をつけて考えます。 -
住みながら工事ができれば仮住まいの費用はかかりませんが、工期が延びやすく、生活の負担もあります。工事の範囲と、ご家族の状況によって、どちらがいいかは変わります。
豊和建設では、ご相談をいただいたあと、
必ず一度ご実家を見せていただきます。
図面が残っていなくても構いません。
床下、小屋裏、水まわりの周辺。傷みが出やすい場所を見て、いまの状態をお伝えします。そのうえで、やりたいことと建物の状態を突き合わせて、優先順位をつけていきます。
全部やろうとすると、当然、金額は膨らみます。けれど、暮らしにいちばん効くところから順にやっていけば、限られた予算でも住み心地は変わります。どこから手をつけるかを一緒に考えるのが、私たちの仕事だと思っています。
お見積りをお出しするまで、費用はいただきません。
見積もりを出す前に、必ず現場を見ます。見んと分からんですから。開けてみて初めて分かることもありますけど、それでも見とけば、だいたいの見当はつくんです。
使える補助金のこと
国は、住宅の断熱改修に対して補助金を出しています。
特に窓の断熱改修(窓リノベ)は金額も大きく、
実家のリフォームで使いやすい制度です。
補助金の内容は毎年変わります。名称も、金額も、対象になる工事も、その年ごとに設定し直されます。ですので、ご相談いただいた時点で使えるものをご案内する形になります。
豊和建設は補助金の登録事業者として、申請の手続きまで対応しています。書類の準備や事務局とのやりとりは、正直なところ手間のかかる作業です。これを事業者側でやるかどうかは会社によりますが、私たちは対応するようにしています。
補助金には予算の枠があるため、
必ず受け取れるとお約束することはできません。
これまで受け取れなかったことはありませんが、制度の性質上、確約はできない仕組みになっています。ご契約の際にも、その旨をお伝えしています。もらえたら助かる、くらいの位置づけでお考えいただけると安心です。
資金計画のご相談
費用の話は、
工事の金額だけでは終わりません。
どうやって支払うか。リフォームローンを使うのか、親御さんからの援助があるのか、実家の名義はどうなっているのか。相続の途中で名義が定まっていないケースもあります。
こうしたことは、決まってからご相談いただく必要はありません。
むしろ、決まっていない段階で話していただいたほうが、取れる選択肢が多く残っています。
私たちは金融機関でも税理士でもありませんので、断定的なことは申し上げられません。
ただ、これまで多くのご家族の実家に関わってきたぶん、こういう場合はこういう進め方が多い、という話はできます。専門家に相談すべき内容であれば、そのご案内もします。





